2010年07月05日

スカーレッドライダーゼクス、ざっと感想

スカーレッドライダーゼクス(限定版)スカーレッドライダーゼクス(限定版)

レッド・エンタテインメント 2010-07-01
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ついったさんの方がすっかり染まって久しいんですが、今「スカーレッドライダーゼクス」やってます。
「サクラ大戦」などで有名なREDエンターテイメントが出した、戦隊ヒーロー物乙女ゲーというなかなか濃ゆい設定がウリのゲームです。

◇概要
<世界観>
舞台は未来の地球。ただし、理性が優先される「青の世界」と、本能が優先される「紅の世界」に二分されています。
「紅の世界」には化物のような見た目と人間より数段上な破壊力を持つ「ナイトフライオノート」達が住んでおり、「青の世界」側に侵略戦争を仕掛けてきている、という状況です。
主人公は「青の世界」の側の人間として、このナイトフライオノートを撃退する特殊部隊「スカーレッドライダーゼクス」を率いる新任教官となります。

ようするに先生と生徒物なんだね! なぜか主人公より年上の生徒もいるけど!
……なんつーか、やってると、全員男のチルドレンをミサトさんで攻略してる気分になります。14歳までのチルドレンと違って、こちらは16歳から21歳までの男性陣だし、ミサトさんの立場の主人公は17歳ですけどね。

この特殊部隊がどう特殊かというと、「紅の世界」出身の化物と融合できる人々だけを集めている点が特殊です。普通の人は出来ません。
融合することで彼らは「紅の世界」からの侵略者を撃退できる力を得られます。が、融合を繰り返すと化物側に精神が堕ちてしまう危険性を抱えているのです。
そんな彼らを支え、あるいはこき使うのが琉球LAGという組織。国の防衛機関みたいです。

<進行>
全13話で、それぞれがAパートとBパートにわかれています。
Aパートではみんなでわいわいやって、Bパートではだいたい戦闘します。
そのなかで出てくる選択肢をどう選ぶかで各パラメータが変化します。

AパートはオーソドックスなADV形式。
Bパートはターン式で、だいたい4〜6ターンに分かれます。で、そのターンごとに「出動しているライダーの誰と通信するか決める」→「ライダーに指示する」ということをします。この「ライダーに指示」には時間制限がありまして、だいたい10秒以内に選択肢を選ばなければいけません。
……ただし公式ブログによると、「選ばない」という選択もアリらしいです。
「選ばない」の件も含めて、ここのところだけちょっとサクラ大戦ぽいです。
サクラ大戦みたいにシミュレーション部分はありませんけどね! いっそあったほうが良かった気がするなー。

<攻略対象>
攻略対象は裏表あわせて12人。……と言っていいのではないかと。
人間の人数は6人なのですが、攻略対象は全員、ひとつの体に2つの人格が乗るのです。そのそれぞれが攻略対象になります。
キャラクターは「Tension」と「Love/Death」の二つのパラメータを持っています。このうち「Love/Death」は最初ほぼ50:50なのですが、プレイヤーの選択如何で割合が変わるのです。んで「Love」側「Death」側それぞれにエンディングがあると。
……噂によると、これを完璧50:50で保って最後まで行くとまた別のエンディングがあるらしいのですが、まだ未検証。

パラメータをただ上げるだけ、どちらかに偏らせるだけ、はそんなに難しくありません。あんまり浮気しないで一人のキャラに絞ってがんがん話しかけていけばそのうちルートに乗れます。
ルート確定は9話終了後の模様。ここまでにTensionの値を一定以上あげておく必要があるみたいです。10話以降はTensionの値は動かせません。

◇感想
まだ1人の裏表攻略しただけなんですが、なんか、誰か一人を好きになる感じじゃなくて、全員まとめてわいわいやってるのが楽しいゲームだなあと。それぞれのキャラに魅力がないってことはなくてそれぞれ面白いんですが、全員まとめていたほうがもっとワイワイして面白い、ってそんな感じ。
会話が軽妙で爆笑の連続。萌えより燃えと友情を優先した作りかなと。それはそれで個人的にOKです。こんなに爆笑しつづけられる乙女ゲーは初めてだ。

というわけでAパートはすごく楽しめるんですが、残念なのは戦闘するBパート。
主人公から適切なタイミングで指示をせよ、というゲームじゃないんですよ。
攻略対象の呼び出し画面が、それぞれの緊急度に応じてレッド・イエロー・ブルーに色分けされるんですが、別にレッド無視してブルー呼び出しても、ぜんぜん戦局に影響がない。ここで指示失敗して全滅って、たぶんないんじゃないかなー。あ、全部時間切れにして「指示なし」にしたら失敗するかもしれませんが。
とにかくそんな感じで、状況無視して攻略したいキャラにずっとコールしてても勝てちゃうんですよね。そこが惜しいなあと。

いやまあ、攻略対象が危機に陥っててレッドコール、じゃなくて、主人公の身を案じてレッドコール、ってこともあって、そういうのはちょっと嬉しかったりするんですけどね。

なお、大筋の物語は一本道なようです。攻略したキャラによって最終章とおまけ章だけが変わる模様。
1人の裏表攻略し終わってもまだ全然全貌が見えないので、そのへんの詳細な感想についてはまた後日。気が向いたら。

◇ユーザーインターフェイスとか
システム周りとかの感想。

<いい点>
1)バックログからのやり直しが可能
選択肢ごと巻き戻しが出来ます。他のノベルゲーでも時々見ますが、これはあるとありがたい。
2)選択肢がよく出てくる
……こんなこと特筆するのどうよと思わんではないのですが、昨今の乙女ゲーから考えるとびっくりするくらいしょっちゅう選択肢が出てきます。なんだかそれだけでありがたいです。
3)セーブ、ロード画面がコンパクトにまとまっている
セーブ箇所50個が1画面に収まっています。かといってごちゃごちゃしてる印象はないし、必要最低限のデータもちゃんと見られる。

<悪い点>
1)オートメッセージやメッセージスキップが頻繁に解除される
選択肢が出てくると解除、次の話にうつっても解除、というかAパート→Bパートで解除、はてはアニメが挿入されるたびに解除。……なんのためのオートメッセージやスキップだと。
2)ボタン割り当てがいまいち
R1にオートメッセージ、L1にスキップ、あたりはなかなかいいと思ったんですが。他がもうちょっと考えて欲しかったかなあと。
クイックセーブがSELECT、クイックロードがSTARTなんですが、クイックセーブ/ロードするたびに方向キーや○・×・△・□キーから指を離すのがちょっと嫌。それぞれL2・R2割り当てでもよかったんじゃないかなあ。ていうかそのへんのエディット機能があるとよかった(そんなノベルゲーは聞いたことありません)。

ううむ。文句の方が多いw

システム面に付いて厳しめな評価になるのは、このゲームが「システム面は充実させた」と豪語してるせいもあります。
豪語してる割にこの出来はどうよ?ってこと。
システム面で私的に合格点は「水の旋律」シリーズ超え、ですから。
及第点で遙かシリーズで採用している機能の全網羅かな。
正直言って、SRXは及第点にも及んでない、と思います。
見た目、という意味でのデザインはよく練られてるなあと思うんですけどねー。裏のプログラミング、つか設計がデザインの完成度についていけてないんだなあ。


◇追記。
気がついたことがあったら後からどんどん増えてくかも。

・その1。
うちのPS2では雪がちらつきます。
雪が降るシーンがあるんですが、どういうわけか雪が点滅するのです。
最初期型のPS2だからかなあ?

・その2。
音楽いいです。
OPEDはどうやら声優さんが歌ってるみたいなんですが、あんまり気にならなかった。ていうか普通に「いいなー」って聞いてました。割とそういうの苦手だったんですがねー。ふしぎふしぎ。

・その3
サブスタンス可愛いよサブスタンス。
見た目で一番気に入ってたのはレスちんだったけど、今はデュセンが最萌。
……いや、人間だっていいんですよ? ただデュセンはすごいいい感じのオカマでね?

・その4
なんかセリフの切り方がびみょー。
3行いっぱいいっぱいまで文章流しこんだために後一言が次のページに押し出されたとか、そういうのがよくある。
それに合わせて声優さんがしゃべってるから文章の読み方が不自然になってる。
こういうのの脚本って難しいんですねー……。
posted by ちく at 20:17 | Comment(0) | TrackBack(0) | ゲーム(女性向け)
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