2010年03月22日

烙印の紋章3 竜の翼に天は翳ろう 杉原智則〔著〕

烙印の紋章〈3〉竜の翼に天は翳ろう (電撃文庫)烙印の紋章〈3〉竜の翼に天は翳ろう (電撃文庫)

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元剣闘奴隷オルバが、大国メフィウスの皇子ギルにすりかわり、己の復讐を達成すべく周囲に策略を仕掛けていくシリーズの3作目です。


◇あらすじ
オルバにとってもさまざまな因縁があるアプター砦に、新たな領主として寡兵と共に送り込まれることに。
しかしオルバはまっすぐにアプターに向かわず、途中でザジと言う商人に会いに行く。実はオルバは出立前、メフィウス皇帝グールに「(隣国の)タウーリア領主アークス・バズガンの首をとっていいか」と啖呵をきったのだ。ザジに会いに行ったのはその言葉を実現するためだった。
百戦錬磨の商人ザジ相手に堂々とわたり合い、情報と協力を引き出したオルバは、大胆な策でアークス・バズガンをはめにかかる。それは一歩間違えればオルバの方こそが破滅しかねない、しかもやり直しの効かない大技だった。

◇感想
今巻は前巻以上に策略がうずまきまくります。
とにかくオルバが前巻に輪をかけて腹黒いうえに、ガーベラの策士ノウェも登場とあって黒さ2倍。プラス、今巻の敵であるタウーリアの王アークズ・バズガンの配下ラバン・ドウがこれまた真っ黒い策略家で、お前らどんだけ策略仕掛け合いが大好きなのかと。

そんな中で癒されるのが、『ギル皇子』とビリーナ姫の絡みです。
これまで2度の大きな戦があって、その中でお互いに相手の力量を知ったからでしょう。両方にじんわりと相手を認める雰囲気が生まれてきていて、でもそれを正面切って認めるのはいやなようで、そこが身もだえするくらい可愛いです。
でもオルバの方はわりと最初っからビリーナのこと気にってるよね! あのビリーナのまっすぐな気性が、むかつきはするけどなくなったらがっかりするでしょ絶対。
ビリーナもビリーナで、なんとかギル皇子とやっていこうとあれこれ考えてギル(というかオルバ)に接していくんですが、そこがまた可愛い。そもそも気性が真っ直ぐすぎて陰謀に向かないんですよねビリーナって。だから、先手を取ろうと思っても結局体当たりでぶつかっていくことになっちゃうw
ただ、だからこそオルバもビリーナを最後の最後には信じようと思えるんだと思います。
くー、こいつらかわいすぎる。

そんなふうに、ビリーナとも、周囲ともいい関係が築き上げられつつあったところであのラスト。いやあ、読ませてくれます。つくづく。
posted by ちく at 23:47 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル
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