2009年11月28日

週刊マンガ日本史03号「中大兄皇子」

週刊マンガ日本史、03号は大化の改新の中大兄皇子。
描き手はシュガー佐藤。今回は前回のスクエニ系から一転、「マンガ日本の歴史」を髣髴とさせる絵柄です。
とはいえ作品を知らないなあと思って検索してみたら、石ノ森章太郎原作のマンガをたくさん描いてらっしゃいました。ベテラン中のベテランでいらした模様。もうしわけありません。

で、マンガの内容は、中大兄皇子と中臣鎌足が蘇我入鹿を孝徳天皇の前で殺す有名なシーンからスタート。その後、彼の理想とする「民のための富める国」を作るために、迷いながらも血で血を洗う権力闘争に自ら身を投じる姿が魅力的に描かれていきます。

この号は面白かった!
外圧に負けない強い国を作り上げるために外戚を排し、天皇に権力を集中させるために起こした蘇我入鹿殺害。その後中大兄皇子の望みどおりに孝徳天皇に権力が集中するものの、今度はその孝徳天皇が権力の蜜の味を覚え、贅沢におぼれ、民を疲弊させるようになる。
でも、皇子はここで天皇を殺すわけにいかないのです。彼の最初の罪はあくまで自分のためではなく、天皇のために犯したもの。ここで母である孝徳天皇を殺し、天皇位を簒奪したら、脳内でどれほど民のためを思っていても、どれほど民のためのさまざまな改革を行い成功させていても、彼はただの簒奪者に堕ちてしまうのです。この鬱屈。
中大兄皇子がこんなに魅力的な人だとは思いませんでした。
posted by ちく at 08:27 | Comment(0) | TrackBack(0) | コミック
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバック

広告


この広告は60日以上更新がないブログに表示がされております。

以下のいずれかの方法で非表示にすることが可能です。

・記事の投稿、編集をおこなう
・マイブログの【設定】 > 【広告設定】 より、「60日間更新が無い場合」 の 「広告を表示しない」にチェックを入れて保存する。


×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。