2008年09月05日

映画「スカイ・クロラ」見てきました

「スカイ・クロラ」を見てきました。

なんともいえないものを残す映画でした。
終了後、しばらく席が立てなくなるほどに。

以下、原作読まずに映画を見た人間の感想だとお断りした上で、つらつら感想を書いてみます。

まず。
これは「女」の物語だなあ、と思いました。
「キルドレ」でありながら子供を生んでしまう、そのことによって余計に精神的に追い詰められるクサナギを筆頭に、クサナギの行動を少女らしい潔癖さで否定するミツヤ、同じ雰囲気を持つ男に手を出し続けるフーコ、そしてずっとクサナギの葛藤を母の目で見つめ続けるササクラ。
たくさんの女たちが、表出するものは違えど同じマグマを抱えて苦悩しもがいている姿を描いているように、私には思えました。

そういう「女」描写の中で、一番お気に入りなのはクサナギとミツヤの感情的?対立。
後先考えずに子供を生んでしまうことも、それを「頭がおかしい」と断罪することも、どっちも子供、というか少女の発想だと思うんですよね。
特にミツヤのこのせりふ。
「子供が子供を生むなんておかしいよ!」(大体こんな感じ)
いやまったく。
クサナギがまた日本人形っぽい外見に反してかなーり感情に任せた言動してますもんね。あれで司令官やってるーどころか、子供育ててるーなんていわれたらそりゃーそう思うさ。
でもそれをわざわざ口にして指摘するのが子供w
キルドレは総じて誰もが子供っぽいというか、思春期まっさかりな言動繰り広げてますが、クサナギとミツヤはその傾向が特に強いと思います。
……思春期真っ盛りと考えると、キルドレの誰もがやたらタバコ吸ったり酒飲んだり女遊び激しかったり、って、すごく納得いくなあ。

ところで"基地のママ"ササクラは個人的に心のオアシスでしたw
ササクラが、発進準備の整った戦闘機に両手でゴーサインを出す動きが好きです。
ササクラはああやっていったい何人のパイロットを見送ったのだろう。

少し気になった点。
「キルドレ」は子供の外見をずっと維持するのが特徴のようですが、普通の人間よりキルドレの方が登場人数が多いせいか、あまり子供に見えませんでした。
というか、「子供の外見なのに」タバコを吸うしぐさが妙に手馴れてるとか、酒をがぶ飲みするとか、そういう違和感が演出の肝だったと思うのですが、あんまりその違和感を感じられませんでした。ミツヤでようやく、かなあ。

オリジナル・サウンドトラック 「SOUND of The Sky Crawlers」オリジナル・サウンドトラック 「SOUND of The Sky Crawlers」
サントラ 坂本美雨 川井憲次


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posted by ちく at 19:39 | Comment(0) | TrackBack(0) | 映画
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